愛知の 二兎

日本酒ランク【☆☆☆+】

”二兎を追う者は一兎をも得ず”という言葉があるが、このお酒のラベルには”二兎を追うものしか二兎を得ず”と書いてある。

つまり、二律に背反するような二つのコトガラを最高のバランスの味わいになるように造ったということだそうだ。

徳川家康の故郷にて育まれた、この蔵は風土・歴史 – 丸石醸造株式会社 元禄3年(1690年)に創業。 清酒「三河武士」の商いを始めたそうだ。当然、”徳川家康”と命名された高級酒もここで造られている。

愛知県注目のお酒である。

商品名:純米吟醸 二兎 山田錦五十五 火入

原材料名:米、米こうじ

原料米:山田錦100%使用

精米歩合:55%

アルコール分:16%

丸石醸造株式会社

愛知県岡崎市中町6-3-3

芳醇な果物の甘みと、ほのかな酸味が、口に広がり、二律を求めるバランスに違わない味わいを醸している。

大変、美味しい酒である。

ただ、バランスが良いがためか、少し個性に欠けるかもしれない。しかし、それが飲みやすさと、万人に好まれるタイプのお酒に仕上がっていると感じる。

三河といえば、八丁味噌だが、恐らく主張の強い味噌と喧嘩しないお酒造りというものが、この地方の命題だったのかもしれない。この界隈のお酒は多く知らないが、二兎のバランスの良さから、勝手にそんなことを想像する。