入手困難 而今

日本酒ランク【☆☆☆☆☆】

 辛口濃厚

2004年に登場した「而今」をご紹介。

6代目蔵元杜氏の大西唯克氏は若いころから注目されるスター杜氏で、すべての酒造りの工程で精緻な計算をすることで有名である。この、而今特別純米無濾過生はフルーティな飲み口と、ほのかな甘みや爽やかな酸味が絶妙に調和し、飲み飽きることがない逸品である。

・商品名:而今 特別純米 無濾過生

・原料米: 米麹・山田錦、掛・五百万石
・精米歩合 : 60%
・日本酒度 : ±0
・酸度 : 1.9
・アルコール分 : 16%

・木屋正酒造
・三重県名張市本町 

而今は、十四代を超えたなどと噂になったほど、初めて登場した当初は本当にセンセーショナルな出来事だった。

幻の酒とまで呼ばれる『十四代』はいわゆる吟醸酒の代表格で、クリアで透明感のある美しい味である。

しかし、而今はその透明感に、ほのかなコクや酸味、甘味が加わり奥行きの深い味となっている。

まさしく、今の日本酒つくりの潮流を作った銘柄ではなかろうか。

このシリーズは、この完成度にして定価3,000円程と、大変リーズナブルなのであるが、なんせ手に入れるのが難しい。ほとんどは、有名飲食店などに出回り、個人は抽選予約販売がほとんどである。

しかし、日本酒を飲むなら避けて通れない一本であることは間違いない。

鈴鹿の伏流水に恵まれているとはいえ、何故、この三重県は、而今はじめ作、酒屋八兵衛などの名品が生れるのだろうか?おそらく、絶えない努力を重ねる、酒蔵や杜氏を育む土壌があるのだろう。